コンセントの位置

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コロナ禍で家電製品が増えたのにコンセントは以前のままで昔にくらべ、家電製品は格段に増えています。
当然コンセントの数もそれに伴って増設が必要なのですが、そのままになっているという家も多いのではないでしょうか。

また新築時に時間をかけて吟味したつもりでも、図面の段階で必要なコンセントの位置を全て把握するのは難しく、住み始めてから気づいて後悔したという声も聞きます。

そして現在コロナ禍のステイホームで、以前よりも必要なコンセントを必要としています。

よく見られるのが位置が悪く届かないので延長コードを使っている。
またあまり使わないコンセントがタンスなど大物家具の裏に隠れてしまい、大掃除の時にタコ足配線や家具の裏でホコリをかぶったままの存在発見するケースもあり気を付けないと火災原因の恐れがあり危険です。

また家の中のあちこちにコードが這いまわっているのは、見た目が悪いのはもちろん、足に絡んで転ぶ危険があり、いつしかホコリが絡んで掃除も手間取ります。

そこで自宅の建替えに伴いコンセントの数と位置のを調べてみました。

そのチャンスはリフォームを検討している方にも見直すチャンスだと思います。
内装工事の際に一緒に増設と移動を行えば、意外と手軽にできるようです。

コンセント増設時の注意点!

コンセントの増設の際には、使える電気容量が増えるわけではありませんので使用電力と電力会社との契約の見直しをして電気容量不足が起こらないようにしなくてはいけません。

見かけることが多いケースは、キッチンの電気容量不足です。
新築やリフォームでキッチンが新しくなると、料理が楽しくなり、家電製品が一気に増える傾向があります。
しかしいくらたくさんのコンセントが取り付けてあっても、1つの回路内で、圧力炊飯器、大型レンジなど消費電力が大きい家電を同時に使えば、その部分の小ブレーカーが落ちやすくなってしまいます。

どこでどんな家電を使う?「配線の見直し」でブレーカーは落ちなくなる
コンセントの数と位置を計画する際には、単純にコンセントを増設したり、
分電盤の容量を増やしたりするだけでなく、どこでどんな家電製品を使うか、
同時に使う可能性の有無など、生活スタイルを再確認し、それに合わせて配線を見直すことが肝心です。

そこで、まずは必要なコンセントの数と位置を改めて確認し、次に1つの回路に消費電力が大きなものが集中しないよう、回路を分けて配線しなおしてもらいましょう。

また全体の容量が足りない場合は、分電盤の容量を上げる方法もあります。
ただしマンションの場合は容量に上限があること、また容量を上げると基本料金が上がりますので、事前に確認が必要です。

ここにあったら便利な「コンセントの場所」

■玄関ドアの外側すぐ脇
⇒クリスマスツリーやイルミネーション用としてよかった

■玄関カウンター上、廊下のニッチの中
⇒装飾用ランプ、リースのイルミネーションなどが置けた

■洗面所の収納内部
⇒充電式髭剃り・電動歯ブラシ用として便利だった

■洗面所やトイレの中の床近く
⇒冬場の小さな暖房器具用として便利だった

■洗面所の天井近く
⇒壁付けタイプの扇風機用として

■掃除機を入れる収納の内部
⇒充電タイプの掃除機を収納内部で充電できてよかった

■オーディオやパソコン周辺
⇒通常の2倍の量を付けておいたので機器が増えても心配なかった

■キッチンシンク上、吊り戸棚の下部
⇒ハンドミキサー等に。水がかからずコードが作業の邪魔にならない

■ダイニングテーブルの高さに合わせて
⇒ホットプレート、卓上電気鍋に使っている

■ミニカウンターを作って充電場を作った
⇒デジカメ、子機、携帯電話用の専用スペースを作った

■掃除ロボット用として
⇒掃除ロボットのホームベース用として準備した

■寝室のベッドの枕元周辺
⇒小さなスタンド用、スマホや携帯の充電用、充電式懐中電灯用

■寝室のベッドの足元周辺
⇒電気毛布用、布団乾燥機用、加湿器用

■階段の踊り場
⇒掃除機のコードが届かない範囲がなくなった

■LDの境目の床面に床出し専用のタイプを
⇒部屋の中心に置きたいフロアスタンドや電気式の暖房器具用に便利

■リビングの間接照明用として
⇒フロアスタンド用として位置を合わせて作った

■家の中のコンセントの位置を高くした
⇒犬がコード類をかじらないように
⇒腰痛持ちなので掃除機のコンセントの抜き差しが楽に

■ベランダや庭
⇒照明、電気式芝刈り機用

コンセント工事だけ独立して行うと、壁紙の補修が必要になったり、配線が壁の上を這い回る露出配線になってしまったりなど、見栄えが悪くなってしまうことがありますので、新築でもリフォームでも、使いたい時にすぐに使えるように、付け忘れが無いよう、じっくり計画していきたいものです。

また足元だけでなく手元につけたり、床につけたり、もっと便利に暮らせる位置や高さの工夫も必要だと思います。

平面図の中に家具や家電、照明を配置し、どこにコンセントが必要かを考えましょう!