外壁の色と室内温度の関係

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外壁の色で表面温度は変わる?

黒は熱を吸収しやすい特徴を持っているため、外壁も同じ事が言えます。
外壁を黒にすると、約15℃~25℃も差が出ると言われています。
白い外壁よりも10℃以上の熱を持つことになるのです。
熱の吸収率が高くなる黒い外壁は、白い外壁よりも熱を持ちます。
外壁自体の温度は高くなりますが、外壁の熱は室内が暑くなるわけではないようです。
室内温度は家の構造によって変わり、断熱材を取り入れる工夫をすれば問題ないそうです。

 

外壁を黒にする3つのメリット

1.冬は暖かい(断熱材がない場合)

黒は熱を吸収する色なので、冬を暖かく快適に過ごすことができます。
寒い地方にお住まいの方にはおすすめです。

2.おしゃれでスタイリッシュな仕上がりになる

黒は高級感を演出できる色なので、外壁を黒にすることでおしゃれでスタイリッシュな仕上がりになります。
黒はどのような組み合わせにも合うので、使用しやすいでしょう。
外壁を黒にすることによって引き締め効果が期待できます。

3.雨だれやカビなどの黒い汚れが目立ちにくい

外壁を黒にすると、雨だれやカビなどの黒っぽい汚れが目立ちにくいというメリットもあります。
雨だれとは軒先などから流れた雨水と、花粉などの化学物質や外壁に付いていた汚れなどが混じって、細長い黒い汚れになってしまう現象です。

 

デメリット 

1.断熱材を取り入れないと夏は暑い

黒い外壁は断熱材を取り入れないと夏は暑くなりやすいです。
特にガルバニウム鋼板などの金属サイディングを使用している場合、夏場は外壁材自体が80℃くらいまで温度が上昇することがあります。

2.白っぽい汚れが目立ちやすい

砂汚れや鳥のフンなどの白っぽい汚れが黒い外壁だと目立ちやすくなってしまいます。
特に周辺に畑がある場所では砂埃が多いため、外壁の砂汚れに繋がりやすいです。
しかし、汚れにくい外壁材を選ぶと緩和することもできるので、外壁を黒にしたい場合は外壁材の機能もよく検討しましょう。

3.紫外線による色あせがわかりやすい

黒い外壁は、明るい色の外壁と比べて紫外線による色あせがわかりやすいデメリットがあります。
実際のところ、黒い外壁でも明るい外壁でも紫外線による色あせ方は変わりません。
しかし、黒い外壁はもともとが暗い分どうしても色あせが目立ってしまう傾向があります。
UVカット機能のある外壁材を選ぶか、メンテナンスをきちんと行うと黒い外壁でも色あせの少ない綺麗な見た目を保てるでしょう。

 

断熱性の高い家では、外壁の色を選ぶときに温度に関しては考えなくても良さそうです。
色のメリット・デメリットを踏まえて、後悔のない外壁選びをしましょう。